志望校合格にコミットする大学受験の戦略的勉強法を紹介する。

学問に王道はないけれど、受験に王道はあると思う。
合格する受験生と不合格の受験生の違いは、「どれだけ志望校を見据えているか」の違い。
これから、「最短距離で志望校合格まで走り抜けるための大学受験勉強法」を紹介する。

志望校合格を逆算する

最短距離で志望校合格を目指すなら、合格から逆算することが必要である。
そのためのステップはこんな感じ。
・志望校を決める(ゴールの設定)
・目標得点を決める(ゴールの明確化)
・今の自分のレベルと志望校のレベルのギャップを知る(ゴールまでの距離を知る)
・志望校合格に必要な勉強を設定する(最短距離を見つける)
・勉強のスケジュール管理をする(ゴールまでのペース配分を考える)
・受験勉強を始める(スタートする)
 
以上のステップについて、これから詳しく説明する。
 

志望校を決める

まず、志望校を決めよう。
合格から逆算した受験勉強は、志望校を決めるところから始まる。
志望校合格がゴールだから、志望校を決めないとゴールがない状態になってしまう。
すると、合格への最短の道のりが分からなくなってしまう。
 
偏差値なんて気にせず、自分の行きたいと思った大学を選ぶといいし、自分のやりたい勉強ができる学部を選べばいい。
 
気になった大学のパンフレットを申し込むのがおすすめ。
私立大学はほとんどが無料だけど、国公立大学では数百円かかる。
高額なわけでもないし、自分の大学生活をイメージできるのでパンフレットをゲットして、その大学についてもっとよく知ろう。
ちなみに、このサイトで資料請求10件すると1000円分の図書カードが全員にプレゼントされる。これを活用して無料の私立大学の資料請求もすることで、むしろ儲けることもできる。参考までに。 
 
本当にやりたいことが見つからなければ東京大学を目指すといいかもしれない。
東大は、大学入学後に専攻する科目を決められるので、自分のやりたいことを見つける時間稼ぎができる。
 
ただ、個人的な意見として、「自分がやりたいこと」を大学在学中に見つけられる可能性は非常に低い。
それならば今のうちになんとなくでも学部を決めて、「自分がやっていることを好きなこと、やりたいことにする」方が賢明だと思う。
 
学校で受験関連の本を見たり、書店やネットで購入したりして志望校を見つけよう。
スタディサプリの無料会員なると多くの大学の入試情報が見られる。
 
当たり前のことだが、大学のレベルと自分の学力にギャップが大きいほど、大きな努力を要する。
難関大学を目指すなら、それを覚悟の上で決めてほしい。
 

できるだけ受験科目は減らす

受験科目が絞れるなら、できるだけ科目は減らした方がいい。
科目が減るほど、受験科目に集中して、勉強量が増やせるからだ。
 
受験科目を減らすと、ライバルたちも受験科目が減るから意味がないと思われるかもしれないけどそれは違う。
ほとんどの受験生は、5教科7科目ないし8科目を勉強して、そのうえで科目の少ない大学を受験している。
最初から志望校を決めて受験科目を減らして望んでいる受験生は少ないから、そこで差がつけられる。
 
少し前に流行ったビリギャルも、科目を減らして慶応大学だけを目指したから、一見不可能そうな慶応大学に合格できた。
受験科目を減らす勇気」も重要である。
 

目標点数を設定する

志望校が決まったら、具体的な受験科目や、合格点、問題の傾向などを知る必要がある。
敵を知ることで、自分がどのくらい成長する必要があるのかが分かる。
 

赤本を買う

志望校が決まったら赤本を買おう。
過去問は最強の問題集。
しかも、情報の宝庫なので、最低でも5年、できれば10年分くらい手に入れたい(指導要領の変更などがあるのでそこは臨機黄変に)
昔の赤本は、アマゾンや楽天、オークションやメルカリなどで探そう。
 

目標点数を科目別にイメージする

赤本には、合格最低点や合格平均点、科目別平均点などさまざまな受験データが載っている。それらの情報から、自分の目標点数配分を決めよう。
 
データ数年分を見ると、合格平均点や合格最低点にあまり変化がないことや、必ずしも倍率と合格点が相関するわけではないということも分かると思う。
 
一番見てほしいのは、合格最低点と合格平均点、教科別平均点である。
それらのデータと、自分の得意科目、苦手科目を照らし合わせて、目標点数を明確にしよう。
ほとんどの大学で、6割程度とれれば合格のチャンスがある。
 

出題傾向を認識する

大学の独自試験は、大学ごとに特徴がある。
確率の問題が毎年出題されているとか、英作文の比率が多いとか、要約問題があるとか。
 
志望校の出題傾向を分析して、その対策をしっかりとやることが必要になる。
過去問を最低5年分集めて、どんな問題が出ているか調べてみよう。
 

志望校と自分の学力のギャップを認識する

高3生なら一度、過去問にチャレンジしてほしい。
ただお願いしたいことは、「全然できなかったからといって心が折れたり、諦めたりしない」ということ。
 
試験問題のレベルと自分の今の学力を客観的に評価して、合格までに必要な勉強スケジュールをたてるのが目的。
 
この段階で解けなくても全く問題はない。むしろこの時点で簡単に正解できるのなら、これ以上受験勉強は必要ないし、よりレベルの高い大学の受験をおすすめする。
 

志望校合格までに必要な勉強を設定する

やるべきことを羅列する

志望校を決め、受験科目を決め、目標点数を決めたら、いよいよ本格的に受験勉強が始まる。
いまの自分の学力レベルと、志望校のレベル・出題傾向が分かっているはずなので、今の自分のレベルから志望校の過去問が解けるようになるまでにやるべき勉強を設定する。
 
おすすめの参考書や、具体的な勉強方法については後日紹介するとして、今回は、教科ごとのイメージを理解してほしい。
 
数学・英語はとくに積み上げ型。小中学校の復習から始める。
数学と英語は、勉強に時間がかかる。数学と英語は積み上げ型の教科だから。
 

数学の勉強の流れ

志望校の数学の問題が解けるようになるまでに、必要な手順がある。
それを図示したのが数学ピラミッド。ちょっとダサいね。
 

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数学は小学校1年で足し算と引き算を勉強し、2年生で掛け算九九を勉強する。5,6年生で図形の面積の求め方や、分数の複雑な計算などを勉強する。
中学に入ると、小学生の内容は分かったものとして、方程式や一次関数、平方根などを勉強していく。
高校に入ると、中学の内容は分かったものとして、より難しい内容の勉強をしていく。
 
高校の教科書の内容が理解できたら、典型問題の解法をパターン化する。
それができたら、問題演習を重ねて、志望校の過去問ができるレベルまで持って行く。
こういう流れを意識してほしい。
 
自分がどのレベルでつまづいているか、それを理解して、そこから勉強はじめる。
もし、小学校のレベルでつまづいているのなら、小学校のドリルから始めること。
自分のレベルから、志望校のレベルまで淡々とこなしていくことが遠回りに見えて一番の近道だ。
 
ある程度の進学校にいる高校生はおそらく中学校までの勉強は身についてるので、高校の教科書レベルの理解から初めて、網羅系の参考書で解法パターンを学び、あとはどんどん問題演習を重ねていくという流れ。
具体的に使うべき参考書は、以下の記事で紹介している。
 
しっかりと教科書の内容が理解できていれば、解法のパターン化のとき、「なるほど」と理解しながらできるはず。
解法は覚えるのではなく、覚えてしまうイメージ。
 
「理解を重ねて、覚えてしまう(パターン化する)」が正常で、「解法を丸暗記する」は間違い。
解法を丸暗記してしまうのは、教科書レベルの内容がしっかり理解できていないのが原因なので、教科書レベルの復習に戻ろう。
 
解法のパターン化を終えると、問題演習でなんとなく解答の糸口が見つかるようになる。
そのトレーニングをしつつ、一度解いた問題は必ず解けるようななるまで復習すれば、志望校の問題も解けるようになる。
 
自分の今のレベルと志望校のレベルにギャップがあるからといって、いきなり難しい参考書から始めないこと。
勉強は、基礎の基礎が一番大切で、基礎の無いところに応用はありえない。
とにかく基礎の基礎、教科書レベルを理解したうえで、応用問題に挑戦する。
 
数学のおすすめの参考書はこちら

 

英語の勉強の流れ

英語も積み上げ型の科目。英語ピラミッド。

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くわしい勉強法については以下の記事を参照してほしい。

ざっくり言えば、

まず、単語と文法を勉強した後、文構造の解析を学ぶ。

その後、リーディング、リスニング、ライティングの勉強する。

もちろん、中学レベルの単語を理解していない人は、そこからはじめよう。

文法は高校のテキストからでも勉強できるけど、難しく感じる人は中学のテキストを。 

 

具体的に使うべきおすすめの単語帳・参考書・問題集については以下を記事を。

 

理科・社会の勉強の流れ

長くなるので、これについては後日紹介する。

 

勉強スケジュール・時間管理する

合格手帳でスケジュール・時間管理

受験生にとって、「時間」は何よりも重要であり、時間管理を制する者が受験を制する。
そのために、手帳を購入して、時間管理を行ってほしい。
ぼくは一般的な手帳を使っていたけど、「ゴールから発想する合格手帳」は、受験生が管理すべきことがすべて書き込めるので、おすすめしておきたい。
似たような商品に「合格手帳」があるけど、こちらは時間管理ができないので論外。
 
起きる時間と寝る時間を固定して、学校の時間、部活の時間やご飯の時間、お風呂の時間などを記入する。
24時間からそれらの時間を引いた時間が、あなたが自分で勉強できる時間だ。
 
実際に記入してみると、思っている以上に勉強できる時間は少ないことが分かる。
その空白に、やるべき勉強を落とし込んでいく。
 
合格手帳じゃなくても、市販の週間バーチカル手帳でも代用できる。
ぼくは以下の手帳を使っていた。

勉強スケジュールを立てるにあたって

一科目ずつ、一分野ずつ完璧にしていく

基礎を固める段階では、一日にいろいろな科目をせず、一つの科目を極めるのがいい。
今週は数学ウィークみたいな感じで、教科書レベルを学ぶときは集中的に短期間で勉強する
 
一気に詰め込んだ方が効率的で、理解しやすいのでおすすめ。
「今日と明日で確率マスターになる」「7日で微積マスターになる」みたいな感じで、分野ごとに、完璧にマスターしていって、得意分野をつくっていくイメージ。
そうすると、マスターした分野が模試に出題されれば、結果が出る。すると、やる気もアップする。
 

問題演習は少しずつでOK!

問題演習をしていくレベルになると、一日にたくさんの教科を勉強しても問題ない。それは基礎がしっかり身についているから、1問の問題でもレベルアップできるはず。
どんどん演習を重ねて、応用力を養えばいずれ志望校の過去問ともやりあえるだけの力がつく。
 

まとめ

長くなってしまいそうだったので、短くしようと努力したけど、それでもこれだけのボリュームになってしまった。
とにかく伝えたいのは、志望校合格から逆算にして、必要な勉強量を知って、それをスケジュール管理すること。
 
受験生は大変だけど、その分、合格したときの喜びは大きい。
ぜひ、この方法を使って、第一志望合格し、有意義な大学生活を送ってほしい。
 
勉強の相談なども受け付けているので、TwitterのDMやお問い合わせ欄から気軽にどうぞ。